2021/03/22 09:00

良質なオイルは一般的に抗酸化力の強いものが多く、ゲンキでキレイに効果的。

最近はさまざまな種類がありますので、積極的に取り入れたい良質なオイルの話を3回にわたってご紹介します。

 

初回は、多くの人に親しまれているオリーブオイルについて。

オリーブオイルは酸化に強いオレイン酸が主成分。

善玉コレステロールはそのままに悪玉コレステロールの上昇を防ぐだけでなく、腸の動きを活性化するとも言われ、ポリフェノール、ビタミンEなども含んでいます。

オリーブオイルは大きく「バージンオリーブオイル」と「オリーブオイル(またはピュアオリーブオイル)」の2種類に分けられます。


バージンオリーブオイル

オリーブの果実を搾ってろ過した一番搾りのオイル。

厳格な規定によってグレード分けされ、日本では最高級の「エキストラバージンオリーブオイル」と「バージンオリーブオイル」、トップ2つのグレードのものが主に流通。

「エキストラバージンオリーブオイル」はオリーブオイル特有の香りと豊かな味わい。

オリーブ100%ジュースと評されることもあり、厳しい基準をクリアしたものだけにこの称号が与えられます。

 

オリーブオイル(ピュアオリーブオイル)

精製したオリーブオイルにバージンオリーブオイルをブレンドしたもの。

バージンオリーブオイルに比べると香りや味が控えめでマイルドな風味。

 

バージンオリーブオイルは生食用、オリーブオイルは加熱用と思われがちですが、どちらも生食・加熱調理O Kです。例えばエキストラバージンオリーブオイルを加熱するとコクがアップし、オリーブオイルはドレッシングなど他の食材の風味を生かしたいときなどお好みで使い分けを! オイルの色の違いは、果実が緑、紫、黒と色が濃くなる、どの時期に搾ったかによって変わります。早積みグリーンオリーブは、希少性が高くなります。

 

オリーブオイルは酸化しにくいですが、光・高温・空気が弱点ですので、保存は暗くて涼しい場所(常温)で。フレッシュな香りと風味を楽しむために、開封したら1、2か月で使い切るようにしてくださいね

IOC(国際オリーブ協会)では「オリーブオイル」という呼称で定義されていますが、日本では「ピュアオリーブオイル」と呼ばれることも。